こんにちは。
株のことは全然わからないけれども、株主優待欲しさに株式を所有しているsyu_reiです。
先日フリュー(6238)から株主優待のハガキが届きました。
…あれ?去年までクオカード2000円分だったのに、優待ポイント制度に変わってる…
調べてみると2018年11月13日に公式発表されていました。ついでに、会社情報をみてみると、5月14日に自社株買いすることを発表したとのこと。
5月14日に自社株買いの発表をした会社はフリューの他にも、
・東京放送ホールディングス(9401)
・三菱地所(8802)
・丸井グループ(8252)
・イワキ(6237)
等々がありました。
…自社株買いってなんぞや?
自社株買いがなんなのかわからなったので、調べてみました。
自社株買いとは
自社株買いとは、企業が発行した株式を買い戻すことです。買い戻した株の扱いは①消却、②処分、③保管の3パターンあります。
①消却された場合 株価上昇傾向
- 発行済み株式数が減ることで、経営指標が改善し、株価上昇が期待できる。
- 株主としては、1株当たりの配当金の増加が期待できる
②処分された場合 発行済み株式数は変更なし
処分された場合、以下の2つのパターンがあります。
- 関連企業などに割当 株価への影響小
- 公募形式による処分 株価下降傾向
株価の影響が違ってくるので注意が必要です。
③保管された場合、株価への影響小
保管されると市場には影響はありません。
自社株買いはプラスの影響だけじゃない
自社株買いについて、ポジティブにとらえているサイトが多いように思いますが、実際には自社株買いをしたあとに「消却」するか「処分」するかによって影響が異なります。
「消却」されると市場にある株式の数が減るため1株当たりの価値が高まります。
「処分」のなかでも、公募形式による処分の場合は、市場に出回る株式が増加するため、株価が下落するリスクが高まります。
「保有」できるのは、ストック・オプションなどを目的とした場合のみで、それ以外の場合は「消却」または「処分」のどちらかの対応を行う必要があります。
ストック・オプションとは、自社の従業員が決まった額で自社の株式を購入できる権利のこと。会社が従業員のために株買ってあげてるみたいなものです。従業員としては株価を上げるモチベーションになります。
自社株買いのデメリットとしては、株式資本が減って自己資本率が下がることです。
自己資本率は企業の安定性を測る指標の一つです。
まとめ
結局、自社株買いすると発表されたからと言って株価が上昇するとは限らず、そのあとの情報収集が重要だということがわかりました。
今後の企業情報に注目しましょう。