こんにちは。ブログを始めて3ヶ月経ったsyu_reiです。
長期間ブログを続けるのは難しいといわれています。
「ブログ 続かない」で検索すると、ブログが続かないことに悩む方に向けた、沢山の応援メッセージが出てきます。それだけ需要があるのでしょう。
さて、ブログの継続期間について、
- ブログを1ヶ月継続できるのは、ブログ始めた人の3割
- 3ヶ月で7、8割の人はやめちゃう
- ブログを続けているのは、3か月で8割、半年で5割、1年経てば1割しか残らない
など、いろんな説がまことしやかに流れていますが、本当のところどうなんでしょう。
「ブログ○ヶ月継続しているの○割」について、調べました。
私の結論は、「ブログ1年継続しているの約1割」です。
想像していたより多くの方がブログを継続しているんじゃないかと思います。 この結論に至った過程を紹介します。
- そもそもの元データは?
- ブログに関する調査研究(2009.3 総務省 情報通信政策研究所)
- アフィリエイトマーケティング協会のデータ
- 最終的に感覚
- WordPressの統計情報によると
- まとめ:割合なんか気にしてもしかたない
そもそもの元データは?
一番よく聞く「ブログを開設して3ヶ月継続しているのは、ブログを始めた人の約3割」説の元データを、3日ほど必死で探してみましたが、データ引用元を書いているサイトは発見できませんでした。
感覚で書かれている方が多い印象です。
「3ヶ月で大体の人がやめちゃう」くらいの曖昧表現される方は、十中八九ネットの又聞きだから、嘘にならないように書いているんだと思います。
「3ヶ月で8割がやめる」などハッキリ割合を書いたサイトもありますが、ほとんどが導入部のみで語られており、具体的な数字について言及されているサイトは見つけられませんでした。
ネット上に公開されていない独自の調査の結果を語っている可能性もあります。
ちなみに「9割の人がブログをやめてしまう」という意見の根拠として、こちらのサイト→ブログをやめちゃう人が9割。だから継続に意味がある。では、総務省の調査を引用していました。
2008年時点で国内のブログは約1690万。
新規ブログ数についても、近年(2008年頃)では毎月40~50万程度に留まっている。また、アクティブなブログ数(1ヶ月に1回以上更新があるブログ)も2005年以降は約300万でほぼ横ばい状態にあり、新規にブログが開設される一方で、更新されなくなったブログも多いという。
ー2008年 総務省 情報通信政策研究所 調べ
どこが「9割やめるの」根拠になっているのかわかりませんでした。アクティブなブログが横ばいだから、ほとんどがやめてるってことなのかな?
私が見つけた資料の中で、一番ちゃんとまとめられているのは、平成21年(2009年)3月の「ブログの実態に関する調査研究 総務省 情報通信政策研究所」でした。
ブログに関する調査研究(2009.3 総務省 情報通信政策研究所)
「ブログを○ヶ月継続できるの○割。」の元データを探して、ネット世界をさまよった結果、1番それらしいデータは、総務省の調査研究でした。また、このレポートの冒頭には「ブログ数を把握できるデータは存在しない」と書かれています。
ブログの数については、ブログサービス事業者の公表するブログ登録者数やブログ検索事業者の公表している収集ブログ数などのデータがあるが、国内でこれまでに開設されたブログの網羅的なリストはなく、ブログ数などのコンテンツ量を直接知ることのできる資料は存在しない。
引用元:ブログの実態に関する調査研究
2007の時点で 1年継続しているのは約4割
調査の中で、 12か月継続(1ヶ月に1記事以上更新)しているのは、2003年までに開設されたブログで7割程度、2004までに開設されたブログでは5割程度に低下し、2004年以降に開設されたブログでは5割から4割を推移していると書かれています。
下の表を見ると、2007年(調査時最新)にブログを開設して、12ヶ月更新しているのは約4割です。後に始めるほど継続率が低くなっていているのが分かります。
上の表はアンケート結果によるものです。回答件数は2,351件と十分と思える量ありますが、対象が「15歳以上のブログ開設経験者」であり、ちゃんと回答してくれる人はそもそもブログに関する関心が強い人だと思われるため、多めに表れていると思います。
ブログの実態に関する調査研究の参考資料の中で、上の表を作るのに、もともとのアンケート結果から補正しているという話が書いてあるのですが、個人的には補正前の数字の方があってるんじゃないかな、と思います。(補正前だと2007年ブログ開設者で1年継続しているのが25%くらいです。)
アフィリエイトマーケティング協会のデータ
先日、ブログ巡りをしているときに、アフィリエイトマーケティング協会を発見しました。カンファレンスの資料を見ると、どのアフェリエイトサイトが満足度が高いか、どのぐらいの割合の人が利用しているかなどが分かって面白いです。こんなにいろんなASPあるんだって感じです。
興味深く見ていたところ、「アフェリエイトに関する意識調査2019」の中に、アフェリエイトを始めてからの経過年数がまとめられていたので、そのデータに基づいて考察してみることにしました。
「アフェリエイトを始めた」、と「ブログを始めた」は違うので正確なデータではありませんが、近年ブログを始めている方はアフィリエイトをされている方が多いと思っているので参考にします。
2018の調査で1年未満が37.4%、翌年の調査で1年以上2年未満は16.8%
アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2019年のなかで、2018年の調査と2019年の調査の結果を比較してくれています。
同じ人にアンケートを取っているわけではありませんが、2018年に37.4%だった「1年未満」の方がそのまま全員継続していれば、翌年には「1年以上~2年未満」に分類されるはずだと考えられます。
2019年の調査での「1年以上~2年未満」は16.8%。
数字だけで言えば、16.8÷37.4=0.449…で4割強の方が1年継続していることになります。
こちらも、そもそもアンケートに回答する方はアフィリエイトに興味のある方が多いので、多めなんだと思います。
最終的に感覚
総務省のデータとアフィリエイトマーケティング協会のデータを見た結果、そのままだとブログを開設しているひとの5割が1年継続していることになります。
さすがに、半分が1年継続していることはないだろう、と思って、
アンケートに答えているのが3割ぐらいだと仮定しました。
最終的に感覚で、本当に申し訳ないです。
かける数字として、ブログ認知度とか、ブログ関心度とか、が欲しかったのですが、見つからなかったので、完全に私の独断で仮定しました。
そんなわけで、4割(0.4)×3割(0.3)で0.12。
私の中の結論は「ブログ1年継続しているの約1割」となりました。
WordPressの統計情報によると
Wordpressの統計情報を見ると、世界中でWordpressのサイトが見られていることがライブアクティビティでリアルタイムに分かります。
継続年数とかは分からないのですが、ブログを読んでいる人と、毎月の新規投稿数が載っているので、参考に載せておきます。
Wordpressの統計情報も見ていて楽しいです。
ブログを読んでいる人々の数
4億900万以上の人々が毎月21.9億ページ以上を表示しています。
公開されている投稿の数
毎月およそ82.5百万件の新規投稿および、345.0百万件のコメントが作成されています。
引用元:2019年8月20日 統計情報 — WordPress.com
こんなに投稿されているんだ!とびっくりします。単位が百万件!しかも、WordPressユーザーだけでなので実際はその何倍ものサイトが稼働しているわけです。興味深いです。
まとめ:割合なんか気にしてもしかたない
自分がブログをやっているとついつい「ブログの一般論」が気になってしまいます。
しかし、ブログは個人が書いており、それぞれの個性がでるもの。一般論を気にしても仕方がありません。自分の好きなように続けていきましょう。
ちなみに、2017年に行われたブログに関する調査(第12回)/アンケートデータベース(MyEL)によると、ブログ開設者は全体の約8%。ブログを開設しただけで充分にすごいです。(想像していたより多かったですが…3%とかを期待したのに…)
とにかく、周りを気にせず、自信を持って自分のブログを楽しみましょう。